教え子からのエール

昨夜は教え子との久々の再会の日でした。

仕事の話も込みでしたが、居酒屋でさし飲みしました。

 

彼が私の教え子だったのは今から19年前。

制作として就職した彼は、その後もアニメーターの私には

単に教え子というだけでなく仕事仲間でもあります。

その都度良い仕事を持ってきてくれる。頼れる秘蔵っ子。

 

今回は学校仕事での協力と連携を提案する打診を兼ねて

近況報告会を開きました。

さし飲みするのも7年ぶりです。

お互い見た目は歳を重ねてますが中身は相変わらず。

懐かしく、穏やかな気持ちで過ごせた時間でした。

 

提案は一度持ち帰るとの返事をもらい。

お互いの近況報告をすると彼自身も今は過渡期なのだと教えてくれました。

ここ数年、彼自身なかなか辛い時間を経て心身ともに壊しながら

落ち込む時期が続いていました。

でも今年になってから新たな道が見えてきたそうで

今はその準備中だそうです。

 

まるで今の自分を見ているような感じがします。

おそらく彼も同じ思いで私を見たと思います。

彼は聞いてきました。

 

「先生の気持ちが変わったキッカケって何だったんですか?」

 

数か月前の私の気持ちが切り替わったキッカケと経緯。

今の自分の思うところを彼に伝えると

とても良い話だとお褒めの言葉をいただきました。

「君もその流れの中に居るからね!」と伝えて

互いに良い時間を過ごせたことに感謝をし合いながら

さし飲み会は終了しました。

 

彼の話の中で一番印象深かったのは

「当時、先生が僕らに対して思っていた気持ちは、同じ気持ちで僕達も思っていましたよ」

です。危うく泣くところでした。

嫌で嫌でしょうがない教職だけれど。やってきて良かった思える言葉です。

そして時間を超える繋がりの大きさを感じる言葉。

自分には子供が居ないけれど、大切な教え子が居て充分幸せ。

この得た力をまた周りの人へ循環する!と思えた昨日今日。

 

ちなみに彼の名前もKの字です。ホントにKには私の大切が詰まってます。

(「変わってないっスね」って。お前もな。。)