ちょうど半年前に近所の地域猫1匹と仲良くなった事をブログに書きました。
その後、その猫は突然行方知れずになりました。
「猫にはよくある事」と諦めて、わずかな時間を共に過ごした事と
愛猫を亡くした私の心をホッコリ癒してくれた事に感謝しつつ、天国で愛猫と一緒に
仲良く過ごす姿をイメージしたりしてました。
が!そんな地域猫が先日、ひょっこり姿を見せました。
半年ぶり突然の再会です。
こっちは、天国のお花畑で愛猫と楽しく駆け回る姿を、勝手に想像して涙してたのに!
まさか生きているなんて!!
驚きと喜びで半泣きしながら窓の向こうの、会いに来てくれた友へと駆け寄りました。
後ろ片脚のないその姿は間違いなく、あの仲良くしてくれたビッコです。
その後、色々と分かった事は
近所に住む猫の保護活動を行なっている女性が、ビッコの姿を見て
冬場に外で暮らすのは辛かろうと冬のあいだ保護をしてくれていたそうです。
飼い猫として室内飼いをしていたところが、外猫のビッコはそれに我慢できず脱走。
我が家の庭に、尼寺のごとく駆け込んで逃げてきたのです。
捕まえて、保護活動の女性に引き渡そうかと思いましたが
その女性の事を猛烈に警戒して逃げまくる姿を見て、引き渡すのを止めました。
嫌がって逃げまくるビッコの意思を1番に尊重したかったからです。
そもそもビッコは幼い頃から、この地域で地域猫としての近隣住人の
自由な保護の下に長らく自身の人生を生きてきました。
耳にもちゃんと避妊手術済みのカット痕もあります。
3本脚のハンデを抱えての外での生活がいくら大変であっても
ビッコは外での自由に生きる生活が何より大好きなのです。
暖かい室内で、美味しいご飯も食べる事が出来て
獣医の診察も受け体調管理を受けられた生活であっても
本人の気持ちを尊重されずに半年ちかく室内に閉じ込められたのは、さぞや辛かったのでしょう。
必死の思いで逃走を果たし、以前の自由な生活を取り戻そうとあがく彼女を姿を見て
私はその意思を守ろうと決めました。
この自分の判断が答えとして合っているのか、間違っているのか分かりません。
きっとこれからビッコのサポートをする機会が増え、私の生活を圧迫すると思います。
それでも自分の持てる力、精一杯使ってビッコの自由な人生を守ろうと思います。
私の意志に関係なく、私の元に来るもの。それは人生の試練なのだから。
先を案じて不安に思う私の目の前を、かつての自由を取り戻しつつあるビッコが
得意そうに満足そうに尻尾を振って甘えて来てくれます。
その姿に癒される、今日この頃です。
「しあわせ」 って言葉が聞こえてきそうな姿↑